旗鼓
きこ
名詞
標準
banner and drums
文例 · 用例
高郵、通泰、儀真の諸城、亦皆降り、北軍の艦船江上に往来し、旗鼓天を蔽うに至る。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
斯の千載一遇の好機会に当り、同胞にして若し悠久の光栄を計らず、徒らに一時の旗鼓の勝利と浮薄なる外人の称讃に幻惑するが如き挙に出でしめば、吾人は乃ち伯叔と共に余生を山谷の蕨草に托し候はむかな。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
時は千八百十三年、モスコーの一敗辛くも巴里に遁れ帰りたる大奈翁に対し、普帝が自由と光栄の義戦を起すべく、三月十七日、大詔一下して軍を国内に徴するや、我がキヨルネルは即日筆を擲つて旗鼓の間に愛国の歩調を合し候ひき。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
相手も雄弁を弄することになれば、旗鼓相当って、彼の心が飽き足るであろう。
— 森鴎外 『鶏』 青空文庫
園城寺の緇衣軍、南都の円頂賊、次いで動く事、雲の如く、将に、旗鼓堂々として、平氏政府を劫さむとす。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
而して彼は遂に、久しく其予期したるが如く、豼貅五万、旗鼓堂々として南に向へり。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
けだし旗鼓相見ゆるの日においては彼の富は彼をしてよく我に優るの海陸軍を備えしむるを得るものなり。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
「旗鼓東西壇開キ/詩ヲ以テ命ト為ス況ヤ天才ヲヤ/当年ノ佳話吾能ク記ス/高鳳庭前麦ヲ漂シ来ル〕 わたくしは枕山が溝中に墜ちたという事から更にまたその近視眼であった話を想起した。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
作例 · 標準
古代の戦場では、旗鼓の音で兵士を鼓舞した。
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彼らの行進には旗鼓が伴い、その威厳を示していた。
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祝祭のパレードで、色鮮やかな旗鼓が街を彩った。
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