不純分子
ふじゅんぶんし
名詞
標準
dissident element (e.g. in a political party)
文例 · 用例
それには映画は舞台演劇の複製という不純分子を漸次に排除して影と声との交響楽か連句のようなものになって行くべきではないかと思われるのである。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
如何なる運動にも不純分子が集る如く、階級藝術の運動にも不純分子が寄つてたかつてそれを利用し、くいものにしようとする。
— 平林初之輔 『文藝運動と勞働運動』 青空文庫
かくて歳月の経過と共に、神より出でしものが、いつしかその本来の面目を失い、矛盾、撞着、虚妄、愚劣の不純分子を以て充たさるるに至った。
— SPIRIT TEACHINGS 『霊訓』 青空文庫
それは冷却はしたが凝固しない溶かされたガラスのようで、そのなかのすこしばかりのごみはガラスの不純分子のように清らかで美しい。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
中根竜太郎も今月一杯でチョンの由、之で不純分子一掃、ます/\よくなるであらう。
— 昭和九年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫
(御領主さまと、生死をともにするならば) と、城内にたて籠った農民は、日頃から宗治をしたっている善良|淳朴な民であり、部落にのこっている者の多くは、素質のわるい怠け者か、あわよくば戦場|稼ぎを考えている不純分子が多かったのである。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫