正月料理
しょうがつりょうり
名詞
標準
文例 · 用例
御膳が出て御馳走が色々並んでも綺麗な色取りを第一にしたお正月料理は結局見るだけのものである。
— 寺田寅彦 『新年雑俎』 青空文庫
鹽鮭の昆布卷は、田舍の正月料理のうちでうまいものの一つである。
— 横瀬夜雨 『田舍の新春』 青空文庫
私の両親は紀州生れであつたから、正月料理も関西流であつた。
— ――年頭雑感―― 『時 処 人』 青空文庫
内儀はすつかり氣が挫けて『私の不心得から繼子を育てなかつたので、罰が當つたのだらう』とそればかりを苦にして居りましたが、昨年の暮――まだ三十臺で頓死、これは間違ひもなく卒中で、お勝手で正月料理の指圖をして居るうち、不意に引つくり返つて、遺言する暇もなく息を引取つてしまつたのです。
— 子守唄 『錢形平次捕物控』 青空文庫