馬印
うまじるし
名詞
標準
battle standard raised next to the horse of a commander
文例 · 用例
一益の金の三団子をつけた馬印を、危く奪われると云う騒ぎである。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
秀吉笑って許さず、馬印を盛政勢の背後の山に立置く様に命じて置いて、菓子を喰い茶を飲んで悠々たるものである。
— 菊池寛 『賤ヶ岳合戦』 青空文庫
よろしく北の庄に入って、心静かに腹を召し給え」と勧め、自らは勝家の馬印をもって止り防がんことを乞うた。
— 菊池寛 『賤ヶ岳合戦』 青空文庫
勝家、庄助の忠諫を容れ、金の御幣の馬印を授けて、馬を北の庄へと向けた。
— 菊池寛 『賤ヶ岳合戦』 青空文庫
その処を赤い瓢箪の上に小熊を附けた馬印を押し立て、兵五百に先頭して、馳け抜ける若武者がある。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
細川越中守忠利は、地白、上に紺の九曜の紋ある旗を掲げ、狸々緋の二本しないの馬印を立て、黒白段々の馬印従えた肥後守光利と共に、三の丸前門を攻撃した。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
もう此頃には、三の丸池尻門辺に、上白下黒白黒の釘貫の旗や、白い鳥毛二つ、団子の馬印が立てられて、有馬|豊氏、同忠郷の占拠を示し、三の丸田尻門辺には立花忠茂の上白下黒、黒の処に紋ある旗や、松倉重次の黒に中朱筋一つの旗が眺められた。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
二の丸辺に、熊毛二段の団子、下に金の団子の馬印が動くのは、寺沢忠高が乗り込んで居るからであり、その後に、赤い旗が進むのは、小笠原忠政、同長次が進みつつあるからである。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
馬印(うまじるし)は、戦国時代の戦場において、武将が己の所在を明示するため馬側や本陣で長柄の先に付けた印。馬標、馬験とも書く。
出典: 馬印 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0