幻辞.com

思い立つ

おもいたつ
Godan verb with 'tsu' ending動詞-他動詞
1
標準
to set one's mind on doing
文例 · 用例
旅行も相当なすったようだけれども、大概御用があったり御連れがあったりで、特に自分ひとりで思い立つというようなことはあまりなかったようです。
岡本綺堂 久保田米斎君の思い出 青空文庫
そうして、一端そう思い立つともう矢も楯もたまらなくなって、恰度その日から一週間目に出る便船で、出発つことに決めてしまったものです。
渡辺温 象牙の牌 青空文庫
僕はいつでもそうであるが、思い立つと、一刻も早くその用事をすましてしまわなければ気がすまぬのである。
太宰治 彼は昔の彼ならず 青空文庫
自分が魔術師になって、私がふと、こう思い立つ前に死の世界を愛し出していたのでしょう。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
あっちこち聞きあわせると、あの尼様はこの四五日前から方々の帰依者ン家をずっと廻って、一々、(私はちっと思い立つことがあって行脚に出ます。
泉鏡花 清心庵 青空文庫
これは宋人が屠者には殺された犬の幽霊が降き歩く、それを見て犬が吠えるといったに対して程子は、『列子』に見えた海上の人鴎に親しみ遊んだが、一旦これを捕えんと思い立つと鴎が更に近付かなんだ例に同じく、屠者に殺意あれば犬直ちにこれを感じ知ると考えたのだ。
犬に関する伝説 十二支考 青空文庫
……ああ……温泉ホテル……あの有名な温泉ホテルこそは、私が校長先生に復讐を思い立つ前から、好奇心に馳られて、何度も何度も学校の帰りに温泉鉄道に乗って行って、裏から表から眺めまわして、詳しく探検していた家でした。
夢野久作 少女地獄 青空文庫
―― 山口は早くお杉を見に行こうと急に思い立つと、立ち停って顔を上げた。
横光利一 上海 青空文庫
作例 · 標準
例句
思い立つ(おもいたつ) — 幻辞.com