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屋敷裏

やしきうら
名詞
1
標準
文例 · 用例
そして岩崎の屋敷裏にあたる小さな横町の曲がりかどで車を乗り捨てた。
有島武郎 或る女 青空文庫
今度は本郷台へ出て、加賀様のお屋敷裏の新正寺ってお寺へ乗せていったんですよ。
死人ぶろ 右門捕物帖 青空文庫
」 おまんの言う地所の譲り渡しとは、旧本陣屋敷裏の地続きにあたる竹藪の一部と、青山家所有のある屋敷地二|畝六|歩とを隣家の伊之助に売却したのをさす。
第二部下 夜明け前 青空文庫
一三 軽業のお初は、三斎屋敷裏塀まで来ると、ちょいと前後を、闇を透かして見まわしたが、まるで操りの糸に引かれた人形のようにふうわりと塀上に飛び上ったが、その上で、小手をかざして、ちょいと忠信のような恰好をした。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
其処には、弘法大師と円光大師と日蓮祖師と鬼子母神との四つのお堂があり、憲兵屋敷は牢屋敷裏門をそのまま用いていた。
町の構成 旧聞日本橋 青空文庫
梶棒の尖端を持ってがた/\揺がせて、建部の屋敷裏手までまいると、藤川庄三郎曲り角の所から突然に車夫の提灯を切って落した。
三遊亭圓朝 松と藤芸妓の替紋 青空文庫
一万両の大金が組屋敷から出て、中ノ橋へ来ると相手の仕掛けで胆を冷し、蔵屋敷裏門に入るとき、海から花火玉を打ち込まれて二度びっくりした話まで、八五郎の話術はなかなかに巧みです。
怪盗系図 銭形平次捕物控 青空文庫
板屋家に入る前、お禮はツイ眼と鼻の間の、南部樣お下屋敷裏に圍はれて居りましたが、その前身は所謂お羽織と言はれた辰巳藝者の一人で、艶名|江東に隱れもなくいろ/\浮いた取沙汰もあり、板屋順三郎に引かれても幾匹かの狼が、その黒板塀の外をウロウロして、無氣味な噛み合ひを續けて居たと言はれて居ります。
邪戀の償ひ 錢形平次捕物控 青空文庫