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石倉

いしぐら
名詞
1
標準
stone-built storehouse
文例 · 用例
重昌意を決して単身駆け抜けようとするのを石倉貞清止め諫めると、重昌、我等両人率先して進み、諸軍を奮起させるより途はないと嘆いた。
菊池寛 島原の乱 青空文庫
随って土佐出身の名士には親昵があったが、文人特有の狷介と懶惰とズボラが累をなして同郷の先輩に近づかず、硯友社に投じて紅葉の庇護の下に『新著百種』の一冊として『石倉新五左衛門』を発表した。
――尾崎紅葉―― 硯友社の勃興と道程 青空文庫
三唖は『石倉新五左衛門』一冊の外には中央文壇に何の足跡をも残さないで今では殆んど忘られているが、また明治の数奇伝中の薄倖なる奇才であった。
――尾崎紅葉―― 硯友社の勃興と道程 青空文庫
三唖は紅葉の世話になったという条、『石倉新五左衛門』を認められて『新著百種』に推薦されたというだけであったが、この一篇の原稿の斡旋を永久に徳として弟子の礼を執らなかったのが忘恩者として紅葉の勘気に触れた所以で、三唖はこれがために紅葉の勢力圏の新聞社や雑誌社からボイコットされてしまった。
――尾崎紅葉―― 硯友社の勃興と道程 青空文庫
「あゝ、また石倉屋があれをはぢめた!
牧野信一 心象風景(続篇) 青空文庫
米袋を担いだ石倉屋は竈の脇へ隠れて、また袋を降さず扉の外へよろめき出ると、しばらく梢を仰いで空想に耽り、思ひ返しては裏口へ入らうとする、さう云ふ見るからに思案にあまつた息苦し気な、とつおいつの動作を繰り返してゐた。
牧野信一 心象風景(続篇) 青空文庫
石倉屋が扉から現れて空想に耽る毎に、何か二三言会話を交へるらしく、そして米屋は内に消えるが、間もなく彼は袋を担いだまゝ再び現れてしまふのであつた。
牧野信一 心象風景(続篇) 青空文庫
「あの石倉屋は何時も、あゝいふ示威運動をするんだよ。
牧野信一 心象風景(続篇) 青空文庫
作例 · 標準
この地域の歴史的文書は、温度変化の少ない石倉で厳重に保管されている。
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厳しい冬の寒さの中、杜氏たちは石倉で丹精込めて酒を仕込んでいた。
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古い石倉を改装し、地元の食材を使った料理を提供するレストランがオープンした。
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過去の大地震にも耐えたその石倉は、地域の歴史を見守り続けている。
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