風眼
ふうがん
名詞
標準
gonorrheal ophthalmia
文例 · 用例
中年から風眼を病らッて、盲れたんだそうだが、別に貧乏というほどでもないのに、舟を漕がんと飯が旨くないという変物で、疲曳の盲目で在ながら、つまり洒落半分に渡をやッていたのさ。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
肺炎と坐骨神経痛と風眼とが同時に起った時、彼は、眼に繃帯を当て、絶対安静の仰臥のまま、囁き声で「ダイナマイト党員」を口述して妻に筆記させた。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
狼瘡、風眼、瘰癧、それからあらゆる期程の梅毒――。
— 海のモザイク 『踊る地平線』 青空文庫
十二時近く又自動車で須田病院というのにつれてゆき、風眼ではないことが分ったので大安心。
— 一九二四年(大正十三年) 『日記』 青空文庫
路加はそのミルク・ホールの女中と心安くなり関係して悪質の病毒を受け、一夜のうちに風眼にかかり、酷い痛みに苦しみました。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
主人の注意で取りあえず医者の診察を受けたところ、風眼と判り、すぐに手当をして間髪を入れずという危いところで失明を免れました。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
検校はまたお師匠さまのは風眼であったとも云った。
— 谷崎潤一郎 『春琴抄』 青空文庫
風眼というものは人も知るごとく花柳病の黴菌が眼の粘膜を侵す時に生ずるのであるから検校の意は、けだしこの乳母がある手段をもって彼女を失明させたことを諷するのである。
— 谷崎潤一郎 『春琴抄』 青空文庫
作例 · 標準
新生児の結膜炎は、時に風眼の症状を呈することがある。
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感染症が原因で、片方の目に風眼を発症した。
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医師は風眼の治療法について詳しく説明した。
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