誰一人
だれひとり
表現
標準
(not) anyone
文例 · 用例
いつかノールウェーのビェルクネス教授が来てこの輪講会の席上で同教授一流の気象学を講じたときたいそう面白いと思って感心したが、列席のドイツ気象学者たち誰一人感心したように見えなかった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
妹はかよわい身一つで病人の看護もせねばならず世話のやける姪をかかえて家内の用もせねばならず、見兼ねるような窮境を郷里に報じてやっても近親の者等は案外冷淡で、手紙ではいろいろ体の好い事を云って来ても誰一人上京して世話をするものはない。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
不思議な事には、子供たちは誰一人、眼を泣きはらしていなかった。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
誰一人それをそうと見るものはない。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
私は、出來ることなら京都から逃出して誰一人知らないやうな市へ行つてしまひたかつた。
— 梶井基次郎 『檸檬』 青空文庫
併し誰一人唇を動かしてゐるものはなかつた。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
彼等が亡びた少年時であることを、そして又、衰へた力であり、崩壞した愛であることを、誰一人思はないのでせうか?
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『巴里の手紙』 青空文庫
……つまり、売笑婦の蠱惑を戦場の地域に例えるのに、現今として誰一人、不服はない筈だ。
— 吉行エイスケ 『戦争のファンタジイ』 青空文庫
作例 · 標準
会議には誰一人として遅刻せず、時間通りに始まった。
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その事件の真相を知る者は、誰一人いなかった。
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困難な状況でも、誰一人として諦めなかった。
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