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将維

しょう維
名詞
1
標準
文例 · 用例
大日本史や、記に「将門撃つて三千人を殺す」とあるのは大袈裟過ぎるやうだが、敵将維幾を生捕りにし、官の印鑰を奪ひ、財宝を多く奪ひ、営舎を焚き、凱歌を挙げて、二十九日に豊田郡の鎌輪、即ち今の鎌庭に帰つた。
幸田露伴 平将門 青空文庫
――いずれにお渡りあそばしますにや」 ここは三位中将維盛の第宅であったが、明りもなく人気もない館のうちを、土足の郎党らしい者七、八名が、交※に声をからして呼び廻っていた。
吉川英治 源頼朝 青空文庫
横笛 その頃いろいろ物哀な話はあったけれ共中にも小松の三位の中将維盛卿は体は八島にあっても心は都の方へ許り通って居た。
宮本百合子訳 「平家物語」ぬきほ(言文一致訳) 青空文庫
時政が、一番その行方を知りたがっているのは、三位中将維盛の息子、六代御前である。
第十二巻 現代語訳 平家物語 青空文庫
七万余騎の平家勢の内、辛うじて助かったのが二千余騎、大将維盛、通盛も、漸く命だけは助かって加賀国に逃げのびた。
第七巻 現代語訳 平家物語 青空文庫
維盛都落 三位中将維盛には、過ぐる鹿ヶ谷事件で憤死した新大納言|成親の娘で、当代一の美女といわれるほどの美しい北の方があった。
第七巻 現代語訳 平家物語 青空文庫
また小松の三位中将維盛は、故郷に残してきた妻子の身の上ばかり思っていた。
第九巻 現代語訳 平家物語 青空文庫
横笛 屋島に毎日を過していた中将維盛は、都恋しの一念を捨てることができなかった。
第十巻 現代語訳 平家物語 青空文庫