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吝ん坊

しわんぼう
名詞
1
標準
miser
文例 · 用例
附近一帯の水涸れで、工面のいい家は、どん/\井戸を掘り下げたり、水道を引いたりして、文字通り「涼しい顔」をしてゐられるのであるが、この埃の溜つた井戸の使用者は借家人であり、その家主は、前代は財布の紐で首でも吊つたんではないか、と疑はざるを得ない吝ん坊なのである。
葉山嘉樹 井戸の底に埃の溜つた話 青空文庫
一知はマユミの両親が極度に浅ましい吝ん坊であると同時に、鬼とも獣とも譬えようのない残酷な嫉妬焼きである事を、ずっと以前から予想していた。
夢野久作 巡査辞職 青空文庫
「なんだい、吝ん坊の婆あ――」 これには、母も匙を投げて「そう/\判った/\」と敬遠の手段を取っているようでした。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
急飛脚でも立てて、国元の大野か大石かに殿を説いてもらう法もあるが、大野は吝ん坊で、七百両説に大賛成であろうし、大石は仇名の通り昼行灯で、算盤珠のことで殿に進言するという柄ではないし……」「困ったな。
菊池寛 吉良上野の立場 青空文庫
揃いも揃って吝ん坊だ!
菊池寛 吉良上野の立場 青空文庫
この紳士はこの町で名高い吝ん坊でしたが、つかつかと乞食の処に近よりまして、その若い男の死骸を買おうと申しました。
夢野久作 正夢 青空文庫
私は、それをとりながら母の顔を見て、お母さま、間違えたな、吝ん坊
宮本百合子 青空文庫
あれあ吝ん坊にすぎないんだ!
または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 死せる魂 青空文庫
作例 · 標準
彼はかなりの吝ん坊で、決して自分のお金を使わない。
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どんなに裕福になっても、吝ん坊な性格は変わらなかった。
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「あいつは本当に吝ん坊だから、奢ってもらうなんて無理だよ。」
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