闃然
げきぜん
形容詞-たる副詞-と
標準
quiet and still
文例 · 用例
室内は闃然として、人の呻吟する声その他の物音を聞かざりき。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『病院横町の殺人犯』 青空文庫
さ、さ、とお絹の褄捌きが床を抜ける冷たい夜風に聞えるまで、闃然として、袖に褄に散る人膚の花の香に、穴のような真暗闇から、いかめの鬼が出はしまいか――私は胸を緊めたのです。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
近頃は両側へ長家が建ったので昔ほど淋しくはないが、その長家が左右共|闃然として空家のように見えるのは余り気持のいいものではない。
— 夏目漱石 『琴のそら音』 青空文庫
森閑|闃然として音もない。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
まずへっついの影にある鮑貝の中を覗いて見ると案に違わず、夕べ舐め尽したまま、闃然として、怪しき光が引窓を洩る初秋の日影にかがやいている。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
午前三時、四丁目の交叉点に立って新橋の方を眺めると、街燈の光も淡くほのかに、銀座の峡は深沈たる闇の中に沈み、闃然とものの音もない。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
作例 · 標準
状況は刻一刻と激し、緊迫感が増していく。
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応援の声は激しく、会場全体が熱気に包まれた。
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波は激しく岩にぶつかり、水しぶきを上げた。
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