小女
こおんな
名詞
標準
small woman
文例 · 用例
目立たない洋髪に結び、市楽の着物を堅気風につけ、小女一人連れて、憂鬱な顔をして店内を歩き廻る。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
やがて伍長の肩書も持たば、鍛工場の取締りとも言はれなば、家は今少し広く、小女の走り使ひを置きて、そのかよわき身に水は汲まさじ。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
半分見える土間では二十四五の女が手拭を姉樣かぶりにして上りがまちに大盥程の桶を控へ何物かを篩にかけて專念一|意の體、其桶を前に七ツ八ツの小女が坐りこんで見物して居るが、これは人形のやうに動かない、風呂の中の少年も同じくこれを見物して居るのだといふことが自分にやつと解つた。
— 国木田独歩 『湯ヶ原ゆき』 青空文庫
入口の彼方は長い縁側で三|人も小女が坐つて居て其一人は此方を向き今しも十七八の姉樣に髮を結つて貰ふ最中。
— 国木田独歩 『湯ヶ原ゆき』 青空文庫
「島の小女は心ありてかく晩くも源が舟頼みしか、そは高きより見下ろしたまいし妙見様ならでは知る者なき秘密なるべし。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
山桜桃 にはうめは、いと小さき花の簇れて咲くさま、花の数には入るべくもあらず見ゆるものながら、庭の四つ目籬の外などに、我は顔もせず打潜みたる、譬へば田舎より出でたる小女の都慣れぬによろづ鼻白み勝にて人の背後にのみ隠れたるが、猶其の姿しほらしきところ人の眼を惹くが如し。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
木ぶりの※せからびて老いたるものめきたるにも似ず、小女などのやうに、人の手のおのが肌に触るれば身を慄はしておのゝくは如何なる故にや。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
そのほかにも、かれ、蚊帳吊るため部屋の四隅に打ちこまれてある三寸くぎ抜かばやと、もともと四尺八寸の小女、高所の釘と背のびしながらの悪戦苦闘、ちらと拝見したこともございました。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は小女ながら、舞台の上では誰よりも存在感があった。
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小女向けの既製服でも、彼女には少し袖が長いようだ。
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その小女は、重い荷物を軽々と抱えて階段を登っていった。
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標準
young woman
作例 · 標準
祭りの夜、着物姿の小女たちが楽しそうに通りを歩いている。
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鏡の前で髪を整える小女の瞳には、淡い期待が宿っていた。
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都会へ憧れる小女にとって、この村は少し狭すぎたのかもしれない。
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標準
young maid
作例 · 標準
屋敷の奥から、小女が静かにお茶を運んできた。
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小女として働き始めてから、彼女の所作は見違えるほど美しくなった。
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旦那様の指示を待つ小女の、初々しい返事が廊下に響く。
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