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前坊

ぜんぼう
名詞
1
標準
former crown prince
文例 · 用例
だが、彦山に一夏を過して、古老から彦山伝説のかずかずをきかせられ、或は絶頂の三山を高嶺づたいによじ、或は豊前坊から北岳の嶮をよじ、或は南岳の岸壁を下りて妙義にも比すべき巨岩の林立を谷間に仰ぎ等した私は、彦山というものにいつか異常な興味と親しみを見出す様になってしまった。
杉田久女 英彦山に登る 青空文庫
天狗のすむという豊前坊の窟。
杉田久女 英彦山に登る 青空文庫
違えねえ、その邪魔だが、相手もあろうに坊主とけつかる」「ウワッハハハ、ウワッハハハ」「おい笑うのは酷かろうぜ、何んとか挨拶がありそうなものだ」「でもお前坊主丸儲けよ。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
しかし読者は、この「六条あたりの御忍び歩き」という一語で、それが「前坊の北の方」(なくなられた前の春宮の北の方、今は寡婦)であり、美しい娘の母君であり、また八歳年上であるところの、六条の御息所との情事を暗示すると悟り得るであろうか。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫
作例 · 標準
隠居して静かに余生を過ごす前坊は、時折村の子供たちに読み書きを教えていた。
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歴史小説の中で、権力争いに敗れて寺に送られた前坊の悲哀が描かれている。
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かつての東宮である前坊が住んでいたとされる屋敷跡が、近年発掘された。
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