其方
そなた
代名詞頻度ランク #18267 · 青空 191 例
標準
there
文例 · 用例
パノラマ館には例によって人を呼ぶ楽隊の音面白そうなれば吾もまた例によって足を其方へ運ぶ。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
自分も陳列所前の砂道を横切って向いの杉林に這入るとパノラマ館の前でやっている楽隊が面白そうに聞えたからつい其方へ足が向いたが丁度その前まで行くと一切り済んだのであろうぴたりと止めてしまって楽手は煙草などふかしてじろ/\見物の顔を見ている。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
不知不識其方へと路次を這入ると道はいよいよ狭くなって井戸が道をさえぎっている。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
また左舷へ帰って室へはいって革鞄から『桂花集』を引っぱり出して欄へもたれて高く音読すると、艫で誰れか浮かれ節をやり出したので皆が其方を見る。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
唯自分が何かの問題にまともにぶつかつて、其方の必要から此等の知識を通り拔ける時に、凡ての空虚な知識が體驗の絲に貫かれて始めて活きて連結して來る。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
見る目は人の咎にして、有るまじき事と思ひながらも、立ちし浮名の消ゆる時なくば、可惜白玉の瑕に成りて、其身一生の不幸のみか、あれ見よ伯母そだてにて投げやりなれば、薄井の娘が不品行さ、両親あれば彼の様にも成らじ物と、云ひたきは人の口ぞかし、思ふも涙は其方が母、臨終の枕に我れを拝がみて。
— 樋口一葉 『雪の日』 青空文庫
お酉さまへ諸共にと言ひしを道引違へて我が家の方へと美登利の急ぐに、お前一|處には來て呉れないのか、何故其方へ歸つて仕舞ふ、餘りだぜと例の如く甘へてかゝるを振切るやうに物言はず行けば、何の故とも知らねども正太は呆れて追ひすがり袖を止めては怪しがるに、美登利顏のみ打赤めて、何でも無い、と言ふ聲理由あり。
— 樋口一葉 『たけくらべ』 青空文庫
下りて出るは例の池の岸なり、木の切株の平らなるに御座を拂ひて此處にお休みなされよと言へば、嬉しきことよの今朝は弟の介抱をうくるやうなり、其方も此處へ休まばよきにと半分を讓らるれば、何として勿躰なきことゝ直次は別なる枯草の中へうづくまりぬ。
— 一葉 『暗夜』 青空文庫
作例 · 標準
「遠くに見えるは、そなたの故郷か。」 (遠くに見えるのは、あなたの故郷ですか。)
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「そなたの願い、必ず叶えてみせよう。」 (あなたの願い、必ず叶えてみせよう。)
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「ああ、そなたは変わらぬな。」 (ああ、あなたは変わらないね。)
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標準
you
作例 · 標準
「そなたは一体、何者だ?」 (あなたはいったい、何者だ?)
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「そなたの助けがなければ、この計画は成功しなかっただろう。」 (あなたの助けがなければ、この計画は成功しなかっただろう。)
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「そなたの意見を聞かせてくれ。」 (あなたの意見を聞かせてくれ。)
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