耳に挟む
みみにはさむ
表現動詞-五段-マ行
標準
to happen to hear
文例 · 用例
私は、そういう噂などチラチラ小耳に挟む所から、或る日、改めて古川医師に師匠の容態を承ると、「今日の処は、師匠の病気はしのぐ時である。
— 東雲師逝去のこと 『幕末維新懐古談』 青空文庫
悪い野郎ですけどこんな時の役には立つ素盲の金五郎が、またやって来ましてね、この一件を小耳に挟むと、止めるを肯かずに飛び出しましたが、此方が頼んだ訳ではなし、金五郎が勝手に買って出たのですから、おかみさんは高見で見物していれば後腐れなく片付きます。
— 長谷川伸 『瞼の母 二幕六場』 青空文庫
いや、人気といった方がいい、 小耳に挟む、路傍の人の話にも――「呆れたね」「どうしても、今自雷也だ」「奉行所も、手を焼いているッてじゃねえか。
— 吉川英治 『雲霧閻魔帳』 青空文庫
ぼくは、その一語を耳に挟むと、その日に「廃めます」と、父へ云った。
— ――四半自叙伝―― 『忘れ残りの記』 青空文庫
「――何か、小耳に挟むとか、こんな事があったとか、お次さんが、検校のやしきから出されるまでに、変った事はなかったろうか?
— 吉川英治 『梅里先生行状記』 青空文庫
そのとき、曹操は、乱軍の中にまじって、すぐそばを駈けていたので、そのことばを小耳に挟むと、「これはいかん」と、あわてたものとみえ、旗を取って面を包み、無二、無三、鞭を打った。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
駅で隣にいた人の会話が、ふと耳に挟まって気になった。
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同僚たちの噂話が、たまたま耳に挟んだ程度で、内容はよく知らない。
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大事な話なので、誰にも耳に挟まれないように小さな声で話した。
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