握り屋
にぎりや
名詞
標準
miser
文例 · 用例
「思うに、あのおやじ、少し握り屋らしいな」 伝六にはその突然な述懐がよくわからなかったとみえて、ぼけぼけしながら、いぶかしそうにきき返しました。
— 身代わり花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
「とおっしゃると、だんなは、あのおやじの握り屋らしいところに、なんかこの事件の糸口があるっておっしゃるんですかい」「あたりめえよ。
— 身代わり花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
では、三万両もの大金をただくれてやるんでござりまするか」 握り屋の握り屋らしい面目を遺憾なく発揮いたしまして、七郎兵衛が不服そうに申し立てたものでしたから、右門のいつにない初雷がその頭上に落下いたしました。
— 身代わり花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
ただしだね」と僕は言う、――「弟のやつもお前も、これだけは一応心得ておいても無駄じゃあるまいが、マーシェンカの親父さんは、世間に誰知らぬ人とてない金持の握り屋だぜ。
— ZHEMCHUZHNOE OZHERELJE 『真珠の首飾り』 青空文庫
笹屋の宗太郎は、傴僂で跛者で、その上小金を貸して、細い利潤を樂しむ、名題の握り屋です。
— 双生兒の呪 『錢形平次捕物控』 青空文庫
笹屋の宗太郎は、猫背で跛者で、その上小金を貸して、細い利潤を楽しむ、名題の握り屋です。
— 双生児の呪 『銭形平次捕物控』 青空文庫
」「大した繁昌でございます」「それにしちゃ人数が少ないようだが」「番頭さんの外に、若旦那の金三郎さんと、甥の久太郎さんが店をやり、御出入りの大名旗本方へも参ります」 名代の握り屋だけに、人の数までも最小限度に切詰めているのでしょう。
— 死相の女 『銭形平次捕物控』 青空文庫
おべんとうはおにぎり一つ、それから、むしパン一つ、それから、小さいおみかん一つ、僕は麻布へ行くまでにおにぎりやむしパンがつぶれないといいと思いました。
— 林芙美子 『お父さん』 青空文庫
作例 · 標準
近所には、昔気質の頑固な握り屋が住んでいると評判だ。
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彼は握り屋で、服はボロボロになるまで着続ける。
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吝嗇家(りんしょくか)という言葉は、握り屋を指すこともある。
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