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仮親

かりおや
名詞
1
標準
adopted parents
文例 · 用例
これは用人の荒木頼母がせがれ千之丞の仕業に相違あるまいと、わたくしは睨んで居ります」 千之丞はかねて千倉屋の娘に懸想していて、町人とはいえ相当の家柄の娘であるから、仮親を作って自分の嫁に貰いたいというようなことを人伝てに申し込んで来たが、娘も親も気がすすまないので先ずその儘になっていた。
旅絵師 半七捕物帳 青空文庫
蛇つかいの足を洗って相当の仮親をこしらえて、仁科林之助の御新造さまと呼ばせてみせると、男は重い口で自分に誓った。
岡本綺堂 両国の秋 青空文庫
だが、一旦綺麗に足を洗って置いて、それから担当の仮親を拵えりゃあ又どうにか故事つけられるというものだ。
岡本綺堂 両国の秋 青空文庫
尤もその女は気立ても悪くないものですから、いっそ世間に知れないうちに相当の仮親をこしらえて、嫁の披露をしてしまった方がいいかも知れないなどと、親たちも内々相談して居りましたのですが、思いも付かないこんな事になってしまいまして、つまり両方の運が悪いのでございます。
岡本綺堂 勘平の死 青空文庫
そこで下野の宗家を仮親にして、大田原|頼母家来|用人八十石渋江|官左衛門次男という名義で引き取った。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
何故そういうかというに、後威能が亡くなり、次の三人目の妻がまた亡くなって、四人目の妻が商家から迎えられる時、威能の父文蔵は喜んで仮親になったからである。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
文蔵は仮親になるからは、真の親と余り違わぬ情誼がありたいといって、渋江氏へ往く三カ月ばかり前に、五百を我家に引き取った。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
五百の仮親比良野文蔵の歿したのも、同じ年の四月二十四日である。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
作例 · 標準
「親とはぐれた子猿を野生に返すため、飼育員が仮親となって人間を怖がらないよう育てる取り組みがある。」
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「古い村の習わしで、名付け親がそのまま仮親として子供の成長を一生見守るという絆があったんだって。」
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里親が見つかるまでの数ヶ月間、ボランティアの仮親の家で温かい食事と寝床を提供してもらった。
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彼は幼い頃に両親を亡くしたが、仮親として育ててくれた叔父夫婦には本当の親以上の恩義を感じている。
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