政治家肌
せいじかはだ
名詞
標準
being something of a politician
文例 · 用例
政治家肌のひとで、多少、政黨にも關係があつたやうである。
— 太宰治 『校長三代』 青空文庫
藤田東潮は、会沢の学者肌に対して、寧ろ、悲憤慷慨する稜々たる気骨の政治家肌の男であつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
二葉亭の青年時代の国際的興味が再び熱沸して来たのはその頃からで、この憂国の至誠から鋭意熱心に東洋問題の解決を研究するので、決して大言壮語を喜ぶ単純なる志士気質やあるいは国家を飯の種とする政治家肌からではなかった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
二葉亭の文学嫌いは前にいったように単純な志士気質や政治家肌からではなかったが、それほどに懊悩してジリジリと興奮するまで文学を嫌い抜いていたのは、一つは「このいやという存在の声」が手伝っていたのである。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
政治家肌がこういう傾向になったのもまた間接に伊井公侯の文明尊重に負うているので、当時の政界の領袖は朝野を通じて皆文芸的理解に富んでいた。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
蓋し、氏の斯くの如き業績を見て、氏を目するに年に似合はぬ手腕家であるとし、仕事師であるとする者があれば、それは大いなる誤まりであつて、氏は決して事業家肌でも政治家肌でもなかつた。
— 谷崎潤一郎 『青春物語』 青空文庫
また、幕府を繞る北条|閥や大江広元などの、いわゆる政治家肌な人たちの中では、義経が、戦時同様な威力をもって、京都守護の任にあることは、何かにつけ都合が悪かった。
— 静御前 『日本名婦伝』 青空文庫
菊亭右大臣|晴季は、政治家肌の公卿だった。
— 第十一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
「彼は一介のサラリーマンだが、社内の根回しが得意で、どこか政治家肌のところがある。」
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「清廉潔白な学者タイプよりも、泥臭く交渉をまとめる政治家肌の人物が今は必要だ。」
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「父親譲りの政治家肌で、彼はどんなに難しい要求も巧みな話術で納得させてしまう。」
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