幻辞.com

花簪

はなかんざし異読 ハナカンザシ
名詞
1
標準
artificial hairpin with ornamental flowers
文例 · 用例
八田巡査はこれを見て、躊躇するもの一|秒時、手なる角燈を差し置きつ、と見れば一枝の花簪の、徽章のごとくわが胸に懸かれるが、ゆらぐばかりに動悸烈しき、お香の胸とおのが胸とは、ひたと合いてぞ放れがたき。
泉鏡花 夜行巡査 青空文庫
しかも、その夜は、ちょうど植木|店の執持薬師様と袖を連ねた、ここの縁結びの地蔵様、実は延命地蔵尊の縁日で、西河岸で見初て植木店で出来る、と云って、宵は花簪、蝶々|髷、やがて、島田、銀杏返、怪しからぬ円髷まじり、次第に髱の出た、襟脚の可いのが揃って、派手に美しく賑うのである。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
帽子と花簪の中であった。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
風呂敷包を左手に載せて、左の方へ附いたのは、大一番の円髷だけれども、花簪の下になって、脊が低い。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
濡れても判明と白い、処々むらむらと斑が立って、雨の色が、花簪、箱狭子、輪珠数などが落ちた形になって、人出の混雑を思わせる、仲見世の敷石にかかって、傍目も触らないで、御堂の方へ。
泉鏡花 妖術 青空文庫
心配しないで楽に居て、御覧々々と重ねて云うと、芝居で泣いたなりのしっとりした眉を、嬉しそうに莞爾して、向うを向いたが、ちょっと白い指で圧えながら、その花簪を抜いたはどうだい。
泉鏡花 南地心中 青空文庫
娘がね、仕切に手を支くと、向直って、抜いた花簪を載せている、涙に濡れた、細り畳んだ手拭を置いた、友染の前垂れの膝を浮かして、ちょっと考えるようにしたっけ。
泉鏡花 南地心中 青空文庫
ふところに収めたる当世風の花簪、一世一代の見立にて、安物ながらも江戸の土産と、汗を拭きふき銀座の店にて購ひたるものを取出して、昔日の少娘のその時五六歳なりしものゝ名を呼べば、早や寝床に入れりと言ふ、枉げてその顔見せてよと乞へば、やがて出で来りて一礼す。
北村透谷 三日幻境 青空文庫
作例 · 標準
七五三のお祝いに、娘の髪に可愛らしい花簪を挿してあげた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
舞妓さんの花簪は季節によってデザインが変わるそうだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
着物に合わせて、控えめな色の花簪を選んだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
2
標準
chamomile sunray (Rhodanthe anthemoides)
作例 · 標準
庭の一角に花簪が可憐な白い花を咲かせている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
鉢植えの花簪は、日当たりの良い場所でよく育つ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
花簪の花言葉は「思いやり」だと言われている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash