難波
なにわ
名詞頻度ランク #23623 · 青空 522 例
標準
Naniwa (former name for Osaka region)
文例 · 用例
別に離宮の西、汐留町との間を流れて直に海に入るの流れは、土橋難波橋○新橋蓬莱橋汐先橋の下を流るゝ水の末ともいふべし。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
災害史によると、難波や土佐の沿岸は古来しばしば暴風時の高潮のためになぎ倒された経験をもっている。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
』『そうでございました、難波へ嫁にゆけというのであります。
— 国木田独歩 『置土産』 青空文庫
二「何でも売っている」 大阪の五つの代表的な闇市場――梅田、天六、鶴橋、難波、上六、の闇市場を歩いている人人の口から洩れる言葉は、異口同音にこの一言である。
— 織田作之助 『大阪の憂鬱』 青空文庫
…… それから、四時間近くたった頃―― どこをどう歩きまわっていたのか、豹吉は風のように難波の闇市へ現れた。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
難波の闇市場の片隅では―― 次郎、三郎の兄弟が相変らず靴磨きの道具を前にして、鉛のようにさびしく、ちょぼんと坐っていた。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
次郎と三郎は豹吉を追いくたびれて、というより、豹吉の姿を見失って、難波の闇市の食堂の軒先にある職場へ戻って来た。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
藤原家隆卿であらうか「ちぎりあれば難波の里にやどり来て波の入日ををがみつるかな」とこの高台で歌つた頃には、もう夕陽丘の名は約束されてゐたかと思はれる。
— 織田作之助 『木の都』 青空文庫