夏芝居
なつしばい
名詞
標準
summer play
文例 · 用例
夏芝居に怪談物の出ることは、人の心をひいやりさせて清涼の気に触れさせようとするのだと言ふ。
— 折口信夫 『涼み芝居と怪談』 青空文庫
夏枯れの芝居町に、遊食するに堪へぬ二流三流以下の人事雑用稼ぎにした「涼み芝居」から盆芝居へと、接続する為に、夏芝居が自ら盆狂言の傾向を持つて来ることになる。
— 折口信夫 『涼み芝居と怪談』 青空文庫
涼み芝居と盆興行との接近してゐる処から、夏芝居が怪談物に傾くやうになつた径路も察しられよう。
— 折口信夫 『涼み芝居と怪談』 青空文庫
勿論それは夏芝居だつた。
— 芥川龍之介 『貝殼』 青空文庫
だが其は結果であつて、夏芝居に怪談物の出る理由にはならないやうだ。
— 折口信夫 『夏芝居』 青空文庫
一々年表にとつても見ないから、あなた方の無条件賛成を得るほど、明快なことは言へないが――、夏芝居が怪談物をとりあげる様になつたのは、そんなに近代に初りがある訣ではなさゝうだ。
— 折口信夫 『夏芝居』 青空文庫
一体近代では夏芝居から盆興行に持ち越すことが多く、夏の盛りと盂蘭盆とはひき続いてゐるのだから、誰しも其ほど気分は変らない。
— 折口信夫 『夏芝居』 青空文庫
盆狂言に怪談物の多い理由は明らかだが、其が元々夏芝居にもあつたことの理由なのである。
— 折口信夫 『夏芝居』 青空文庫
作例 · 標準
夏芝居の初日公演は、満員御礼の大盛況だった。
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劇場では、夏の風物詩として毎年恒例の夏芝居が上演される。
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子供向けの夏芝居は、ユーモアたっぷりで大人も楽しめる内容だった。
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