従之
じゅうの
名詞
標準
文例 · 用例
抽斎は『礼』の「清明在躬、志気如神」の句と、『素問』の上古天真論の「恬※虚無、真気従之、精神内守、病安従来」の句とを誦して、修養して心身の康寧を致すことが出来るものと信じていた。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
後の名字は素問上古天真論の「恬憺虚無、真気従之、精神内守、病従安来」より出でてゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
それは狩谷|従之の事である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
然るに安政中より維新に至るまでの間に、狩谷従之と云ふものがあつて、文雅人名録の類に載せられてゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
従之は字を善卿と云ひ、通称を三右衛門と云ひ、融々又|周二と号した。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
従之の氏名字号通称は相似たることも亦甚だしいではないか。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
試に其時代の同異を推すに、三右衛門従之は三平懐之が歿し、三右衛門矩之が嗣いだ頃から世に聞え始めた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
しかし矩之は当時十四五歳の少年であつたから、従之は必ずこれより長じてゐたであらう。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫