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古家

ふるいえ異読 ふるや・こか・ふるえ・こおく
名詞多音語頻度ランク #21209 · 青空 102
1
標準
old house
文例 · 用例
そういうことに触れるのは私たちのような好古家の古典的な家庭の空気を吸って来たものに取っては、生々しくて、或る程度の嫌味にさえ感じた。
岡本かの子 東海道五十三次 青空文庫
古家の学者に有り勝ちなこの癖を始終私は父に見ているのであまり怪しまなかったけれども、二人で始めての旅で、殊にこういう場所で待たされつつあるときの相手の態度としては、寂しいものがあった。
岡本かの子 東海道五十三次 青空文庫
僕の母なども先祖の言い伝えだからといって、この戦国時代の遺物的古家を、大へんに自慢されていた。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
床にも座敷にも飾りといっては無いが、柱立の見事な、畳の堅い、炉の大いなる、自在鍵の鯉は鱗が黄金造であるかと思わるる艶を持った、素ばらしい竈を二ツ並べて一斗飯は焚けそうな目覚しい釜の懸った古家で。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
鼬が覘くやうな、鼠が匍匐つたやうな、切つて填めた菱の實が、ト、べつかつこをして、ぺろりと黒い舌を吐くやうな、いや、念の入つた、雜多な隙間、破れ穴が、寒さにきり/\と齒を噛んで、呼吸を詰めて、うむと堪へて凍着くが、古家の煤にむせると、時々遣切れなく成つて、潛めた嚔、ハツと噴出しさうで不氣味な眞夜中。
泉鏡太郎 霰ふる 青空文庫
つい、この間も、水上さんの元祿長屋、いや邸(註、建つて三百年といふ古家の一つがこれで、もう一つが三光社前の一棟で、いづれも地震にびくともしなかつた下六番町の名物である。
泉鏡太郎 十六夜 青空文庫
」「塩孔の南、歟とおぼえまする、一丁余りばかり離れて、人家少し途絶え、ばらばら松七八本の其のはずれに、大百姓の古家か、何にせよ屋の棟の割合に高い家、それに其姿は蔵れて見えずなりましたのでございまする。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
……そこで一頃は東京|住居をしておりましたが、何でも一旦微禄した家を、故郷に打っ開けて、村中の面を見返すと申して、估券潰れの古家を買いまして、両三年|前から、その伜の学士先生の嫁御、近頃で申す若夫人と、二人で引き籠もっておりますが。
泉鏡花 眉かくしの霊 青空文庫
作例 · 標準
祖父が遺した古家をリノベーションして、おしゃれなカフェを開くことにした。
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村の外れにある古い古家からは、夜になると時折不思議な明かりが漏れてくる。
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都会の喧騒を離れ、あえて不便な山奥の古家を借りて自給自足の生活を始めた。
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