我ながら
われながら
副詞
標準
even if I say so myself
文例 · 用例
やがて使ひ終つてその妻楊子を彼の前にある灰皿の中に放つた時、フツと彼は彼の死んだ父親を思ひだした、その放る時の手付や気分やが、我ながら父親そつくりだつたやうな気がした。
— 中原中也 『古本屋』 青空文庫
當時僕が怒つたのは、家鴨の卵から鷄が生れたと言つて腹を立てたやうなもので、今思へば我ながら認識不足の滑稽である。
— 萩原朔太郎 『悲しき決鬪』 青空文庫
その頃の私等を考へると我ながら情ない次第である。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
で、たとへば「思はぬ大利あり」とか「物事に蹉跌あり、西方凶」などといふ、考へれば馬鹿らしい暗示が卓子を圍む氣持を變に動かすこと我ながらをかしいくらゐだ。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
山路の時を思い出すと我ながら足が竦む。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
」 すると按摩が我ながら我が力のほどを、自から試みた事がないと言ふ。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
護摩壇に向つて、髯髪も蓬に、針の如く逆立ち、あばら骨白く、吐く息も黒煙の中に、夜叉羅刹を呼んで、逆法を修する呪詛の僧の挙動には似べくもない、が、我ながら銀の鍋で、ものを煮る、仙人の徒弟ぐらゐには感ずる。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
園は我ながら、余りつきもない言をうつかり言つたのに、はつと気が着いたほどである。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
作例 · 標準
我ながらよくやった、と達成感に浸った。
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我ながら最高の出来栄えだと自画自賛した。
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我ながらこのアイデアは素晴らしいと思う。
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