販売所
はんばいしょ
名詞
標準
文例 · 用例
兄は会社関係から、日本毛織の販売所に、親しいひとがいて、特に、二日で間に合うように頼んでやる、というので、ぼくは大慌てに、支度を始めました。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
森さんは四平街の満鉄販売所の主任で、社用のために蒙古の奥地へ出張された帰途に此地へ来て、私達に逢ふために今夜の出発を一日延ばされたのであつた。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
官報販売所は、例により電話で話が要領を得ませんから、往復ハガキを出しそちらへじかに返事するようとり計らいました。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫
石油販売所はまだ売りはじめない。
— 宮本百合子 『赤い貨車』 青空文庫
そのトラックと石油販売所の入口にかけて歩道を横切り階子のようなものがかけられていた。
— 宮本百合子 『赤い貨車』 青空文庫
石油販売所の内部は暗くがらんとしている。
— 宮本百合子 『赤い貨車』 青空文庫
石油販売所の石段から、買いての列は町角のタバコ売店の前まで連った。
— 宮本百合子 『赤い貨車』 青空文庫
「よしよし、見ててやるよ」 バタとジャガいもを籠に入れ、籠は腕にひっかけ、外套のかくしから向日葵の種を出して食べ食べナースチャが戻って来ると、石油販売所の人だかりは一そうひどくなっていた。
— 宮本百合子 『赤い貨車』 青空文庫