議場
ぎじょう
名詞頻度ランク #22845 · 青空 172 例
標準
assembly hall
文例 · 用例
N君がこれからもう一つの議場へ行こうというのを振り切って出口へ出た。
— 寺田寅彦 『議会の印象』 青空文庫
昨日の一壮士、奇運に遭会し代議士の栄誉を荷ひて議場に登るや、酒肉足りて脾下見苦しく肥ゆるもの多し、われは此輩に会ふ毎に嘔吐を催ふすの感あり。
— 北村透谷 『三日幻境』 青空文庫
要するに余計な手数なんだが、馬鹿馬鹿しい」 という考えでおりますと、不思議に議場の隅に生あくびを噛み殺す奴が出て来るのであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
あれには主に酒場の場面ばかりを、書きましたが、夫々独立したものとして(何うでも関はないが)次の機会には「競技場」「図書館」「議場」そして「浴場」などの光景を書きたく思つてゐます。
— 「山彦の街」に就いて 『昭和四年に発表せる創作・評論に就て』 青空文庫
議場へ出る政治家でも、両国の土俵で見る力士でも、伝統的なものが亡びて、段々小粒になつて来るのにも不思議はない。
— 徳田秋聲 『微笑の渦』 青空文庫
公爵は、貴族院の議場の名物である、その荘重な態度を、いつもよりも、もっと荘重にして云った。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
それ自身に於いて会議場であらしめよ。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
」 阿父の一団が手に手に美しい歌妓を携へて附近の温泉場を会議場としながら株式の設立をいそぎ、祝盃に祝盃を重ねて素晴しい大夢に恍惚としてゐた有様は、さながら海賊の度胸にも似た豪胆さと奔放無碍なるお祭り気分であつた。
— 牧野信一 『熱海線私語』 青空文庫