鼻息の荒い
はないきのあらい
形容詞
標準
imperious
文例 · 用例
大熊老人の鼻息の荒いもう一つの理由は、老人は三十年此の方、独身であり、そのうえ老人には一人の子供も無論孫も無い、全くの孤独者であったことである。
— 海野十三 『仲々死なぬ彼奴』 青空文庫
鼻息の荒いお島たちは、人の気風の温和でそして疑り深いN――市では、どこでも無気味がられて相手にされなかった。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
今はそうでもないが、今から十年前となると、何と云っても官学の元締めの帝大の卒業生などは鼻息の荒いもので、何とかして出世しようと思う。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
そうでなければ、あの鼻息の荒い連中が、われわれの前へ頭を下げてくる筈がない」 白木のことばによって、私には、だんだん事情が明かになってきた。
— 海野十三 『暗号音盤事件』 青空文庫
僕がこの劇を読んだのは十年も昔のことで、モロッコといふ映画がきて、日本中の娘達がハダシになつて恋人の後を追ひかけさうな鼻息の荒い時代であつたから、ビックリした。
— 坂口安吾 『諦らめアネゴ』 青空文庫
喧嘩だ、刃物だと言つて、身の程も知らぬ奴に限つて鼻息の荒いこと。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫
さて、そこまではいかぬとしても、この傾向は、多くの場合、一種の現実主義と結びついて、文化感覚の麻痺を促し、当面の問題に対して功利的な判断しか加へることができず、その点で性急に安全な効果をねらふあまり、最も「卑俗な」手段を最善の手段とみなす鼻息の荒い「実行家」を輩出せしめます。
— ――力としての文化 第二話 『日本文化の特質』 青空文庫
一個じゃ重いから、二個にしてくれ」 才蔵の鼻息の荒いこと。
— 坂口安吾 『現代忍術伝』 青空文庫
作例 · 標準
会議では、鼻息の荒い新任マネージャーの発言が目立った。
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あの鼻息の荒い政治家が、また過激な政策を打ち出したようだ。
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「彼は鼻息の荒いタイプだから、最初は衝突するかもしれない」と先輩は言った。
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