人の常
ひとのつね
表現名詞
標準
human nature
文例 · 用例
思うに偉人は自覚的成功なし、活動に起り活動に終るは偉人の常なるがごとく、古今東西の偉人多くはしかるを見る、豊公の如き奈翁の如き、彼らは活動を知って満足を知らざるに似たり、偉人の成功は活動にして偉人の満足又活動に存するか。
— 正岡先生論 『絶対的人格』 青空文庫
もう一つ日本人の常食に現われた特性と思われるのは、食物の季節性という点に関してであろう。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
心にまかせざること二ツ三ツあれば、怨みもし憂ひもするは人の常なるが、心|敦げなるこの花に対ひて願はくは憂ひを忘れ愁ひを癒さんかな。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
反対論者の反対のおもなる「動機」は、だんだんせんじつめると結局この原理の基礎的な仮定や概念があまりはなはだしく吾人の常識にそむくという一事に帰着するように見える。
— 寺田寅彦 『相対性原理側面観』 青空文庫
勿論それは昔から、すべての定律詩人によつて普通に認められて居た色調、即ち語の縹渺する特種の心像が、詩の表現の最も重大なる要素であることは、むしろ詩人の常識的事項に屬して居る。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
かつや人の常情、敗れたる者は天の命を称して歎じ、成れる者は己の力を説きて誇る。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
おもふに皇を尊び公に殉ずる心の強い邦人の常情として、初めは尋常におとなしく日を送つて居たのだらう。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
扨そこで既に頭が有り尾が有るといふことになると、歳の尾たる大晦日には一年の總勘定を行つて見、歳の首には將來の計畫をも行つて見たくなるのが人の常情で有る。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
作例 · 標準
困難な状況に直面した時、助けを求めるのは人の常だ。
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間違ったことをしてしまったら、反省するのは人の常である。
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新しいものに興味を持つのは、いつの時代も人の常だ。
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