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由々

由々
名詞
1
標準
文例 · 用例
だがもし果してさうだとすれば、反對にこれは憂ふべき現象であり、教育上の由々しき大問題であると思ふ。
萩原朔太郎 童話と教育について 青空文庫
)然るにさうでなく、眞に本質的に「科學的」であり、「合理的」であるやうな童話が、果して今の子供たちに歡迎されるとすれば、單に不思議といふよりは、教育上の由々しき大問題と言はねばならぬ。
萩原朔太郎 童話と教育について 青空文庫
ところが、それの舞台を、社会から、万寿丸にまで縮めると、問題が由々しく大きくなるのだった。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
由々しい大事であった。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
内容は解らないが、由々しい犯罪事件が起つたと云ふことを聞いて、誰しもその詳細を知りたいと庶幾つた。
平出修 逆徒 青空文庫
おまけに文楽が文薬となっており、東京の帝国大学を出た人にこんな人がざらにいるとすれば、ほんとうにおかしな、由々しいことだと、私は眼玉をくるくる動かして腹を立てていた。
織田作之助 天衣無縫 青空文庫
例えば、政府の施政が気に喰わなんだり、親達の干渉をうるさがったり、無暗に自由々々と絶叫したり――まあすべての調子がこんな風であったから、無論官立の学校も虫が好かん。
二葉亭四迷 予が半生の懺悔 青空文庫
船客に対して最も重き責任を担うべき事務長にかかる不埒の挙動ありしは、事務長一個の失態のみならず、その汽船会社の体面にも影響する由々しき大事なり。
有島武郎 或る女 青空文庫