から下手
からへた
形容動詞名詞
標準
utterly lacking (in ability)
文例 · 用例
完全に裸体で豊満な肉体をもった黒髪の女が腕を組んだまま腰を振り振り舞台の上手から下手へ一直線に脇目もふらず通り抜けるというものすごい一景もあった。
— 寺田寅彦 『マーカス・ショーとレビュー式教育』 青空文庫
そのころの郷里には「切りもぐさ」などはなかったらしく、紙袋に入れたもぐさの塊から一ひねりずつひねり取っては付けるから下手をやると大小ならびにひねり方の剛柔の異同がはなはだしく、すえられるほうは見当がつかなくて迷惑である。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
』『だから下手が飛び付いて描くのですよ、自分の力も知らないで、ただ景色のいいに釣られてやるのですからでき上がって見ると、まるで景色の外面を塗抹った者になるのです。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
「医者はどうせ中年の俄仕込みだから下手で人がよう用ひまい。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
それは、昔から下手なお世辞の言葉として使い古され、そのお世辞を奉られている人にお目にかかってみると、ただいやな人間で、誰でもその人につき合うのはご免、そのような質の人が多いようである。
— 太宰治 『徒党について』 青空文庫
一切の他人から下手とか邪道とか認められて、自流の権威が地に堕ちても構わぬ決心さえ必要である。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
この結社の組織ははなはだ完全にして手口ははなはだ徹底なるゆえ、立ち向かい無事なりし者も凶行から下手人に辿れたることもほとんど記録されず。
— THE FIVE ORANGE PIPS 『橙の種五粒』 青空文庫
外から下手人のはいった形跡がないとすれば、もちろんこの中の十八人のだれかに相違ないが、よしや十八人のうちにいたにしても、顔いろや目つきで眼をつけることは、いかな名人でも困難なことでした。
— 左刺しの匕首 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
絵を描くことに関しては、私は本当にから下手なんだ。
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料理なんて、計量するところからから下手だからいつも失敗する。
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「え、君、ギター弾けるの?俺、から下手で全然ダメなんだよね。」
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