機密
きみつ
名詞頻度ランク #8941 · 青空 275 例
標準
secrecy
文例 · 用例
西部のパノフォラム・ロードに虹が浮いて、香港は動乱の巷を他所に見て、植民地兵の配列のなかで、幾重にも市街を取巻いた軍用道路の設置と、無線電信台に集中される軍国主義の機密と、今日の支那に関する利権が活動を始めた。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
あてがわれる機密費を、自分の貯金として、支那にいる間に、一と財産作って帰る腹の山崎は、M製粉や、日華|蛋粉、K紡績、福隆|火柴公司などを順ぐりに、めぐり歩いていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
詩人にしてよく感情の機密を捉え、それの呼吸や律動やを真さながらに表現するのでなかったら、どうして詩が人を感動さすことがあり得ようか。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
天子の正朔を奉ぜず、敢て建文の年号を去って、洪武三十二年と称し、道衍を帷幄の謀師とし、金忠を紀善として機密に参ぜしめ、張玉、朱能、丘福を都指揮|僉事とし、張、榑、栢、桂、楚楚」は底本では「し、備さに苦毒を極め、迫りて臣|不軌を謀ると言わしめ、遂に宋忠、謝貴、張を執え、始めて奸臣|欺詐の謀を知りぬ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
加うるに道衍ありて、機密に参し、張玉、朱能、丘福ありて爪牙と為る。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
もとより機密の談だから雑輩は席に居らぬ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
秋水幸徳傳次郎といふ一著述家を首領とする無政府主義者の一團が、信州の山中に於て密かに爆烈彈を製造してゐる事が發覺して、其一團及び彼等と機密を通じてゐた紀州|新宮の同主義者が其筋の手に檢擧された。
— 林中の鳥 『所謂今度の事』 青空文庫
過去數年の間、當局は彼等所謂不穩の徒の爲に、啻に少なからざる機密費を使つた許りでなく、專任の巡査數十名を、たゞ彼等を監視させる爲に養つて置いた。
— 林中の鳥 『所謂今度の事』 青空文庫
作例 · 標準
この情報は会社の機密事項なので、外部に漏らさないようにしてください。
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政府は国家の機密に関わる文書を厳重に管理している。
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彼は機密情報を扱う部署に異動になり、責任の重さを感じていた。
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そのプロジェクトの成功は、機密保持の徹底にかかっている。
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