仁丹
じんたん
名詞
標準
Jintan (brand-name breath mint marketed as having various medicinal properties)
文例 · 用例
しかしその時はそれきりで、何を考えたという事さえ忘れてしまっていたが、その後二三日たったある日の夕方、駿河台下まで散歩していた時に、とある屋根の上に明滅している仁丹の広告を見るとまた突然この同じ文字が頭の中に照らし出された。
— 寺田寅彦 『神田を散歩して』 青空文庫
例の屋根の上に例の仁丹の広告がすすけよごれて見すぼらしく立っていた。
— 寺田寅彦 『神田を散歩して』 青空文庫
やがて、燕尾服を着た仁丹の鬚のある太夫が、お客に彼女のあらましの來歴を告げて、それから、ケルリ、ケルリ、と檻に向つて二聲叫び、右手のむちを小粹に振つた。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
やがて、燕尾服を着た仁丹の鬚のある太夫が、お客に彼女のあらましの来歴を告げて、それから、ケルリ、ケルリ、と檻に向って二声叫び、右手のむちを小粋に振った。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
見るうちに「赤の小粒」と出たり、見るうちに「仁丹」と出たり、せわしないことです。
— 岡本かの子 『愛』 青空文庫
仁丹が可うござりますやろ。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
仁丹のにおいをさせてるじゃないか」と、おかあさんがいった。
— 新美南吉 『嘘』 青空文庫
仁丹なら、久助君は百も知っていたのだ。
— 新美南吉 『嘘』 青空文庫
作例 · 標準
口臭が気になるときは、いつも仁丹を一粒飲むようにしている。
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昔から仁丹は、旅のお供や気分転換に愛用されてきた。
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祖父は、鞄の中に必ず仁丹の小さな缶を忍ばせていた。
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