牛骨
ぎゅうこつ
名詞
標準
beef bone (used to make stock)
文例 · 用例
いつの間に近寄って来たか給仕の老人は輪切りにした牛骨の載れる皿を銀盤で捧げて立っている。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
)と寒さにふるえながら牛骨が虚飾をいうと(妙。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
)と牛骨がいうと、(さん候この雪中を独歩するもの、俳気のある婦人か、さては越の国にありちゅう雪女なるべし、)傭お針か、産婆だろう、とある処へ。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
――「人間万事嘘誕計」――骨董と牛骨が向島へ雪見の洒落で、ふられた雪を吹飛ばそう。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
……高利の借りぬし、かくいう牛骨、私とそれに弁持十二さ。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
」 休日毎に朝早くゴーリキイは袋をもって家々の中庭や通りを歩き、牛骨、襤褸、古釘などを拾いあつめた。
— ――幼年時代・少年時代・青年時代―― 『マクシム・ゴーリキイの伝記』 青空文庫
牛骨は黄色くて、臭い。
— 武田麟太郎 『反逆の呂律』 青空文庫
西洋の下級な女たちの手にはめられている大げさな指環は、悉くこれ、ガラス玉であり、牛骨と合金で出来上っているのを見た。
— 小出楢重 『めでたき風景』 青空文庫