黒みがかった
くろみがかった
形容詞-語幹
標準
blackish
文例 · 用例
ともよの父親である鮨屋の亭主は、ときには仕事場から土間へ降りて来て、黒みがかった押鮨を盛った皿を常連のまん中のテーブルに置く。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
日本人のようでない、皮膚の色が少し黒みがかった男が不熱心に道具を運んで来て、時どきじろじろと観客の方を見た。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
よく見るとしっぽに近い背面の羽色に濃い黒みがかった縞の見えるのが雄らしく思われるだけである。
— 寺田寅彦 『あひると猿』 青空文庫
こころもち黒みがかった皮膚の色合では、おそらくスペイン人か南アメリカ人だろうと想像された。
— コナン・ドイル 『臨時急行列車の紛失』 青空文庫
ふと何かを見つけた蟹は、慌てて芝土に力足を踏みしめ、黒みがかった緑色の甲羅がそっくりかえるばかりに、二つの真赤な大鋏を頭の上に振りかざしている。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
これはある男の暴力によって作られたものですが、皮下出血のために、この通り黒みがかったものとなりました。
— 小酒井不木 『三つの痣』 青空文庫
見るもあわれな、黒みがかった骸骨でありまして、帽子衣服などの付属品はそのそばにならべてありました。
— 小酒井不木 『頭蓋骨の秘密』 青空文庫
黒みがかった唇を少し開き、激しく息を切る、口の中は暗い穴のように見えた。
— 宮本百合子 『古き小画』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の髪は、光の加減でわずかに黒みがかって見えた。
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古い木の壁は、長年の風雨にさらされ、黒みがかった色に変色していた。
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夕焼けの空は、西の地平線に近づくにつれて、黒みがかった紫に染まっていった。
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