桑摘み
くわつみ
名詞
標準
picking mulberry leaves
文例 · 用例
やがて、麥刈り、田鋤き、桑摘みの忙しさうな村に出た。
— 若山牧水 『梅雨紀行』 青空文庫
雨の降る日には、その晴れ間を待って和尚さんもいっしょになって桑摘みの手伝いをしてやる。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
おとずれると、太い大黒柱の黒く光っている陰から老人の頭が見えて、その子は今桑摘みに行っていないがとにかく是非休んで行けといって、連りに一行の者を引止めて茶をすすめながら、木曾街道の駅々の頽廃して行く姿をば慨歎して、何とか振興策はあるまいかといっていた。
— 吉江喬松 『木曾御嶽の両面』 青空文庫
おとづれると、太い大黒柱の黒く光つてゐる陰から老人の頭が見えて、其子は今桑摘みに行つて居ないが兎に角是非休んで行けと云つて、連りに一行の者を引止めて茶をすゝめながら、木曾街道の驛々の頽廢して行く姿をば慨歎して、何とか振興策はあるまいかと云つてゐた。
— 吉江喬松 『山岳美觀』 青空文庫
奥さんは桑摘みにゆかれてお留守だった。
— 若杉鳥子 『旧師の家』 青空文庫
ここまで書いて、ふと目を書棚にやると、諸國の働く女の姿――姿といふよりは、風俗が――服裝が知りたいので貰つた、桑摘み人形の郷土細工がある。
— 長谷川時雨 『桑摘み』 青空文庫
桑摘みに出かけた家族の留守をねらつて坊やんは麦藁の束に火をかけ、その火の束を振りかざして屋内どこと定めず天井へまでかけ上つて焔を移して歩いた。
— 飯田蛇笏 『秋風』 青空文庫
何でもその時、役人を相手に、えらい争いをやったというから、そんなことで、逆上したんじゃあるめえか」 夏が近い―― 烏山の町の者や、桑摘みの人々の間では、よくそんな噂が出た。
— 吉川英治 『旗岡巡査』 青空文庫
作例 · 標準
初夏の爽やかな風が吹く中、村の女性たちは朝早くから桑摘みに出かけた。
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かつてこの地域では桑摘みが盛んで、養蚕業が家計を支えていた。
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桑摘みの時期になると、籠を背負った人々が桑畑に集まってくる。
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