不祥事件
ふしょうじけん
名詞
標準
scandal
文例 · 用例
練習艦明石にとって、記録すべき不祥事件の夜は、やがて明けはなれた。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
成程彼等は昨夜二階で起った不祥事件を知っているので玄竜を覚えていた。
— 金史良 『天馬』 青空文庫
そればかりか、『死んだ農奴(魂)』という言葉が甚だ漠然たる響きを持っているので、もしやこれは、つい最近にあった二つの不祥事件の犠牲者で、てっとりばやく埋葬されてしまった死人のことを暗示しているのではなかろうか、などと疑い出しさえした。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
その不祥事件の一つというのは、市の定期市にやって来た*4ソリウイチェゴーズスクの商人連が、商いのすんだ後、商売仲間の*5ウスチスイソーリスクの商人連を招いて酒盛をやった――ロシア流儀にドイツ式の工夫を加味した酒盛で、*6アルシャードや、プンシュや、芳香酒などが出た。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
徽宗はこの不祥事件の發生について、非常に心痛した。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
彼は先づ反省して、かかる不祥事件の再發せざる樣心掛くべき筈であつた。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
『唐律』には親殺しに關する條文を缺くが、若しかかる不祥事件が發生した場合に、當時の政治家の行うた處分を知るべく、私は種々調査を試みたけれども、遺憾ながら未だ適當なる史料を發見することが出來ぬ。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
私は徳川三百年間に發生した、親殺し事件の多少は確知せぬが、唯近年我が國で父母殺害といふ不祥事件が、歳毎に多きを加へ來り、然もその犯人の中に、相當の教育を受けた者が尠くない事實を見ると、誠に浩嘆に堪へぬ(18)。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
作例 · 標準
政界を揺るがすような不祥事件が明るみに出て、世論の批判が高まっている。
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過去の不祥事件を隠蔽しようとしたことが、さらなる混乱を招いた。
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内部告発によって、長年放置されていた組織内の不祥事件が露呈した。
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