新市
しんし
名詞
標準
文例 · 用例
大阪では安政の地震津浪で洗われた区域に構わず新市街を建てて、昭和九年の暴風による海嘯の洗礼を受けた。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
市長就任式の行列が新市長と官飾を連れ忘れただけだ。
— 岡本かの子 『英国メーデーの記』 青空文庫
そうして「いずれにしてもレームスは最初の犠牲であって、しかして彼の血をもって新市の堡塁を浄化した」とある。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
まだ充分な調査資料を手にしないから確実なことは言われないが、最もひどい損害を受けたおもな区域はおそらくやはり明治以後になってから急激に発展した新市街地ではないかと想像される。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
エレクトロニクスの新市場をいったん取り逃がしたという意味では、両社は共に破れたのだ。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
新市域にはいつてから近年この界隈にはめつきり家がふえ、驛につづく表の街道は人通りも増し、午後になると圓タクがひつきりなしに往き來した。
— 島木健作 『第一義の道』 青空文庫
「これではやはり、王立新市場までもどるほうがいいだろう。
— LYKKENS KALOSKER 『幸福のうわおいぐつ』 青空文庫
とにかく、出口をさがして、そこをとおりぬけると、今の王立新市場のある通へでました。
— LYKKENS KALOSKER 『幸福のうわおいぐつ』 青空文庫