拝誦
はいしょう
名詞
標準
文例 · 用例
私は先生のお手紙を拝誦して、すぐさま外出し、近所の或る優雅な友人の宅を訪れた。
— 太宰治 『不審庵』 青空文庫
四日深夜附|貴翰拝誦。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
また、この前のお手紙も、たしかに拝誦いたしました。
— 太宰治 『恥』 青空文庫
私は、先夜、先生の千人風呂という作品を拝誦させていただきましたが、やはり興奮いたしまして、失礼ながらお手紙さしあげた筈でございますが。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
阿弥陀堂を置いたところは、如何にも保胤らしい好みで、いずれささやかな堂ではあろうが、そこへ朝夕の身を運んで、焼香|供華、礼拝誦経、心しずかに称名したろう真面目さ、おとなしさは、何という人柄の善いことだろう。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
正法眼蔵拝誦、道元禅師はほんたうにありがたい。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
高祖|開闢の霊場で、高祖の心血の御作たる「座禅儀」を拝誦するありがたさが彼の心身に、ひしひしと浸み渡った。
— 菊池寛 『仇討三態』 青空文庫
「アルス新聞」に子規のことを書けと云ふ仰せは確に拝誦しました。
— 芥川龍之介 『正岡子規』 青空文庫