歓喜天
かんぎてん
名詞
標準
Nandikesvara (Ganesh in the Buddhist pantheon)
文例 · 用例
歓喜天そらやよぎりし、 そが青き天の窓より、なにごとか女のわらひ、 栗鼠のごと軋りふるへる。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
歓喜天御堂、と指して、……福徳を授け給う……と記してある。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
最愛最惜の夫人の、消息の遅さを案じて、急心に草を攀じた欣七郎は、歓喜天の御堂より先に、たとえば孤屋の縁外の欠けた手水鉢に、ぐったりと頤をつけて、朽木の台にひざまずいて縋った、青ざめた幽霊を見た。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
歓喜天の廚子かと思う、綾錦を積んだ堆い夜具に、ふっくりと埋まって、暖かさに乗出して、仰向けに寝ていたのが、「やあ。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
これ本邦慾張り連が子孫七代いかに落ちぶれても頓着せず、わが一代儲けさせたまえと祈って油餅を配り廻り、これを食った奴の身代皆自分方へ飛んでくるように願う歓喜天また聖天これなり。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
歓喜天さまのお宮の絵馬を引ッぺがして、ドンドン焚火をしてあたっている。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
燃えのこった焚火が雪にまじって、虚空に舞い、歓喜天の堂の扉もさらってゆかれそう。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
作例 · 標準
「お礼参りには必ず甘い菓子を持っていくんだよ。歓喜天様は甘いものが大好物だからね」
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どんな困難な願いも叶えてくれるという噂を聞き、遠方からこの寺の歓喜天を参拝する客が絶えない。
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寺の片隅にある小さな祠の奥には、二体の神が抱き合う姿をした歓喜天の双身像が秘められていた。
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ウィキペディア
歓喜天 は、仏教の守護神である天部の一つ。ヒンドゥー教のガネーシャに相当する尊格で、ガネーシャと同様に象の頭を持つ。
出典: 歓喜天 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0