聞き香
ききこう
名詞
標準
smelling incense
文例 · 用例
村田というのがその姓で、聞き香、茶の湯、鞠、※花、風流の道に詳しい上に、当代無類の美男であったので「色の村田の中将や」と業平中将に例えられて流行唄にさえ唄われた男。
— 国枝史郎 『紅白縮緬組』 青空文庫
例えば聞き香、和歌の話、糸竹の道にもお詳しく、曲舞もお上手でございます」「なるほど」と殿は微笑した。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
「聞き香の上手なその若衆に、今|焚いた香は何であるか、誰か行ってその名を聞いて参れ」 白髯の殿の言葉と共に一人の遊女が立ち上がった。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
作例 · 標準
静寂に包まれた茶室で、わずかに立ち上る香木の香りを識別する『聞き香』の作法を教わり、日常を忘れて精神を研ぎ澄ませる。
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香道の会では、沈香や白檀といった希少な香木のわずかな質の差を、聞き香によって見極めていく繊細な遊びが行われる。
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「香を『嗅ぐ』のではなく、心でその物語を『聞く』と表現するのが、聞き香という文化の雅なところですね」
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