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離婚後

りこんご
名詞
1
標準
文例 · 用例
離婚後の扶助料を以て暗々裡に良人を威嚇しつつ同棲生活を続ける夫人連や、利己的の恥ずべき動機から離婚訴訟を起して、良人の心に致命傷を与えるのみならず、自分の魂にまで泥をかける或種の、数に於て多い夫人達がどうして自覚ある人格者と申せますでしょう。
宮本百合子 C先生への手紙 青空文庫
父につかないで、清子さんの養子になり、離婚後も母と子として一緒にいた薄命な子だった。
長谷川時雨 遠藤(岩野)清子 青空文庫
離婚後洋造が最も困ったことは、お千代――腕相撲の強い女――とお常との腹に出来る子供の入籍問題だった。
豊島与志雄 人間繁栄 青空文庫
「私が現職(註、大学教授のこと)であり晩香(註、菊乃さんのこと)が花柳界に籍を置くならば、名教の罪人でもあろうが、私は既に教壇を退き晩香も一旦人の正妻となり離婚後であった」 とある。
その六 暗い哉 東洋よ 安吾人生案内 青空文庫
谷中のこの家は湿気があって陰気だったが、当時、道子は不幸にも離婚後で、心にも、からだにも弱りが見え痛々しかった。
室生犀星 我が愛する詩人の伝記 青空文庫
(笑) ところで、前の家内と離婚後の二、三年は、よく銀座裏を放浪してゐたものですが、ある折、「ああ、こいつだ」(笑)とつかまへたのが、今、ここにゐる花嫁でございます。
吉川英治 折々の記 青空文庫