幻辞.com

頬擦り

ほおずり
名詞
1
標準
文例 · 用例
」 お増は無造作に自分の膝へ抱き取った子供の柔かい顔に、頬擦りなどしながら言った。
徳田秋声 青空文庫
真佐子は、妻の来るとから私の子供を抱いて、のべつに頬擦りをし乍ら、家の中を歩いたり、外へ行つたりしてゐた。
石川啄木 札幌 青空文庫
』と言ひながら、耐らないと言つた態に頬擦りをする。
石川啄木 札幌 青空文庫
眞佐子は、妻の來るとから私の子供を抱いて、のべつに頬擦りをし乍ら、家の中を歩いたり、外へ行つたりしてゐた。
石川啄木 札幌 青空文庫
私達もそれを見ますと直ぐにも抱き上げて頬擦りしてみたい衝動で一パイになるのですが、まだどっちの子とも決定らない以上どうする事も出来ません。
夢野久作 霊感! 青空文庫
そうかと思うとダシヌケに、ヤンチャを言っているお客さんの子供を抱き上げて、頬擦りをしてキャッキャと笑わせたり、十銭で三つぐらいの一番|高価いお蜜柑を一円ばかりも買って来て、黙って私たちにバラ撒いたままプイッと外へ出て行ってしまったりしてトテモ気まぐれな人なのです。
夢野久作 少女地獄 青空文庫
」 いいいい情の激するまま、頬擦りをしつ抱き締めつしたが、板敷きに落ちている刀を拾うと、庭へ飛び下り走り出した。
国枝史郎 血煙天明陣 青空文庫
食事の間にも肉刀で食卓を叩き乍ら歌つたり、年下の亭主の首を抱へて頬擦りをしたり、目を剥いて怒る真似をしたりするので、家の内は常に笑を断たない。
與謝野寛、與謝野晶子 巴里より 青空文庫