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病牛

びょうぎゅう
名詞
1
標準
文例 · 用例
鰭のような手足でバタバタはねる恰好や、病牛の遠吠のような声を思い出すうちに本当に嘔吐をもよおして来た。
島木健作 黒猫 青空文庫
また怪我をしたり、子を生まなくて乳牛の用をなさぬようになればこれも屠殺場に送られる(病牛や斃死した牛は食用として許されません)のです。
――所信と体験―― 一商人として 青空文庫
したがってその村落内の病牛馬がその期限内に死没せざるにおいては、権利者にこれを引取るの権利を失うが故に、夜間密かに毒を与えて、その死を早からしめたという弊害も少からなんだようである。
喜田貞吉 牛捨場馬捨場 青空文庫
毎日のように、空井戸を掘っては、病牛の屍を埋めるのが仕事だったほど辛い時代はなかったと、父はよく後々まで述懐していた。
――四半自叙伝―― 忘れ残りの記 青空文庫