掛心
けしん
名詞
標準
文例 · 用例
何か用がとぎれた時、この廻転椅子に腰を下すや否や、肥満して幅の広い体躯の房一には窮屈さうに見えたが、案外しつくりと云ふに云はれぬ掛心持があると見えて、そのまゝ彼は今云つたやうな姿勢とぼんやりした考へに落ちこむのである。
— 田畑修一郎 『医師高間房一氏』 青空文庫
部屋の真中には掛心地良い細身の肱掛椅子が卓を挟んであり、その一方に先生が、その頃はよくジャケツ風なコートを着込んで煙草を吹かしておられたものであった。
— 中谷宇吉郎 『先生を囲る話』 青空文庫
がっしりしていて、見ばもよく、掛心地もこの上なしという代物です。
— 小山清 『聖アンデルセン』 青空文庫