一籌
いっちゅう
名詞
標準
(a) point
文例 · 用例
自ら言ふには、自分が作意の書を書く時には、趙子昂の書は自分に一籌輸けるやうだと自負して居る位である。
— 内藤湖南 『北派の書論』 青空文庫
肥後に村井氏があつて、見朴琴山の橋梓相承けて関西に鳴つたが、多紀氏の該博に視れば、尚一籌を輸してゐた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
いや、恐らくは太刀山も一籌を輸するくらいだったのでしょう。
— 芥川龍之介 『温泉だより』 青空文庫
フロオベエル以前の唯一のラルテイストだつたメリメエさへスタンダアルに一籌を輸したのはこの問題に尽きてゐるであらう。
— 芥川龍之介 『文芸的な、余りに文芸的な』 青空文庫
この點に於ても、北人は南人に一籌を輸して居るといはねばならぬ(18)。
— 桑原隲蔵 『晉室の南渡と南方の開發』 青空文庫
が、いつも彼女には一籌を輸する外はなかつた。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
彼、これを一籌の末に制する事|能わざれば、学ばざるものの相対して敵となるに等しければなり。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
金語楼の擡頭に一籌を輸され(その金語楼は売出し以前、下阪するたび始終、筆者と春団治研究に歩いたものであつた)、愚劣な漫才の横行にもその人気を奪はれた。
— 正岡容 『初代桂春団治研究』 青空文庫
作例 · 標準
彼の将棋は、ライバルのA級棋士に常に一籌を画している。
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議論の鋭さにおいて、彼女は同僚より常に一籌上だった。
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最新モデルは、燃費性能で旧モデルの一籌を抜いている。
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