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煮え零れる

にえこぼれる
動詞
1
標準
文例 · 用例
十月廿一日※子伊藤伝右衛門様 この手紙が出るまでもなく、前日の家出だけでも、事件はお釜の湯が煮えこぼれるような、大騒ぎになっていた。
長谷川時雨 柳原※子(白蓮) 青空文庫
「土藏の二階は變だね、兎も角、行つてみよう」 平次と八五郎が龜澤町へ馳けつけた時は、加納屋の上下は煮えこぼれるやうな騷ぎで、お品は子分達に號令して、その混亂の中に調べを進めてをりました。
女御用聞き 錢形平次捕物控 青空文庫
あんな犬畜生にも劣つた雌に、未練を殘すことがあるものか」 翌る日の晝頃、新吉には義理の兄の岩松が、煮えこぼれるほど腹を立てゝ歸つて來ました。
人形の誘惑 錢形平次捕物控 青空文庫
小牧の屋敷では重なる騷ぎに煮えこぼれるやう。
凧の詭計 錢形平次捕物控 青空文庫
人間という動物に、アルコールを呑ませると、よくもこう騒がれるものかと思うほどの、それは動物実験的な混乱の中に、「あッ、あれは何んか知ら」「変な音ね」 僅かに正気な芸子が二人、囁き合って居るのも煮えこぼれる騒ぎを鎮める役には立ちません。
春宵 銭形平次捕物控 青空文庫
主人が死んだ後で、煮えこぼれるような騒ぎです。
橋の上の女 銭形平次捕物控 青空文庫
「ヘエ、八丁堀が煮えくり返りゃ、築地あたりは煮えこぼれるだろう」 平次はまだ茶にしております。
怪盗系図 銭形平次捕物控 青空文庫
この騷ぎの中へ顏を見せないといふ法はあるめえ」 三輪の萬七は煮えこぼれるやうな怒りを叩きつけました。
鼬小僧の正体 錢形平次捕物控 青空文庫
煮え零れる(にえこぼれる) — 幻辞.com