応措
おう措
名詞
標準
文例 · 用例
個人的なやうには見えても、政治や社會や民衆やの問題についての關心は、その認識の深淺の程度を一應措くならば、かつてそれらの問題を聲高く云つた人々に比して、別に薄らいでゐるとは云へぬのであつた。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
いまは疑問の儘に一應措くより外ないが「江戸の活字」が歐文から始まつたといふ事實は、永年の印刷工であつた私にもびつくりする發見であつた。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
そして若しかレザノフの計畫にロシヤ政府が全的承認を與へたならば、わが國内事情は一應措くとして、われら日本人は祖國を護るために相當の犧牲を拂はねばならなかつただらう。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫