寄せ手
よせて
名詞
標準
attacking army
文例 · 用例
……」 磯は黙って煙草をふかしていたが、煙管をポンと強く打いて、膳を引寄せ手盛で飯を食い初めた。
— 国木田独歩 『竹の木戸』 青空文庫
寄せ手丘の下まで進みて、きょうの演習おわり、例の審判も果つるほどに、われはメエルハイムとともに大隊長の後につきて、こよいの宿へいそぎゆくに、中高につくりし「ショッセエ」道美しく切株残れる麦畑の間をうねりて、おりおり水音の耳に入るは、木立のあなたを流るるムルデ河に近づきたるなるべし。
— 森鴎外 『文づかい』 青空文庫
正成は、更に金剛山に千早城を築いて、寄せ手の北條氏の大軍を馳せ悩ました。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
六郎はその家来を率いて寄せ手と渡りあったが、またたく間に討たれて枕を並べて死んだ。
— 田中貢太郎 『頼朝の最後』 青空文庫
春彦 寄せ手は鎌倉の北条方、しかも夜討ちの相談を、測らず木かげで立聴きして、その由を御注進申し上ぎょうと、修禅寺までは駈けつけたが、前後の門はみな囲まれ、翼なければ入ることかなわず、残念ながらおめおめ戻った。
— 岡本綺堂 『修禅寺物語』 青空文庫
そのあとで寄せ手は、こわごわ島に上がって見て、為朝が一人でりっぱに死んでいるのを見てまたびっくりしました。
— 楠山正雄 『鎮西八郎』 青空文庫
この幕府の長防再征は、元々騎虎の勢いなので、寄せ手の兵はいずれの口もさほど士気が振っていなかったのだから、芸州口の井伊榊原も夜襲を横合から掛けられて、散々に敗走するし、石州口は、津和野藩は早く長州に内通していたから、長州兵はそこを通り越して浜田領へ攻め込み、浜田藩主は終に雲州まで落ちて行かれた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
世子の本陣でもこの敗報と共に今いった諸口寄せ手の敗報もそろそろと聞えて来たので、再び進撃することの不得策を知って、終に先手その他を藩地の近島まで引揚げられた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
作例 · 標準
城壁の上から、数万の寄せ手が迫る光景は、兵士たちに緊張感をもたらした。
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偵察隊は、敵の寄せ手が谷を越えて侵攻しようとしているとの報告を上げた。
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将軍は、寄せ手の戦術を分析し、防御計画を練り直した。
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