写生帖
しゃせいちょう
名詞
標準
sketchbook
文例 · 用例
まだ明るい宵のうちには縄飛びをする者もあれば、写生帖を出しておばあさんの後姿をかいているのもある。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
静子は、怎うした機会からか、吉野と初めて逢つた時からの事を話し出して、そして、かの写生帖の事までも仄めかした。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
青木氏は懐中の写生帖から子供の好きさうな画を一枚引き裂いて、それと小鮒の二尾程と取り替つこをした。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
一冊の写生帖には、雑然として写生も縮図も前後なく描き込んである。
— 上村松園 『写生帖の思ひ出』 青空文庫
私の為めには、古い新しい写生帖が懐かしい絵日記となつて居る。
— 上村松園 『写生帖の思ひ出』 青空文庫
写生帖を見ると、宇治田原あたりの田舎家や渓流など丹念に写されて居り、編物をしてゐる楳園さんのお若い娘姿もある。
— 上村松園 『写生帖の思ひ出』 青空文庫
夫れが私の写生帖に写されてゐるが、矢張り其頃から関雪さんは四角な顔してゐられた。
— 上村松園 『写生帖の思ひ出』 青空文庫
だから私の写生帖にも一緒くたに縮図と写生が埓もなく描込んである。
— 上村松園 『写生帖の思ひ出』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はいつも、お気に入りの写生帖と鉛筆を持ち歩いている。
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